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GUIの設計と実装は誰の領域か?

質問に答えていたらなんかとんでもない長さになってきたので、エントリーにします。

shortcut: RIAって何?のエントリーに、タカ氏から

俺もこの技術ってflashデザイナーのうまみってあんまりないのかなーって思う。flashと協調動作するにはスキンやコンテンツしか選択肢がなさそうだし。
ろくにデザインができないプログラマ(俺のような)が簡単にカッコいいGUIを作成するのに役立つ感じかと。

というコメントがあった。こうやって反応があるのは嬉しい限りです。

flexだけを見ると、現状の仕事分担ではデザイナーの仕事にうまみ、というか面白いとこはないが、デザイナーの仕事ってもう少し違うところにもあるんじゃないのかな?と最近思うようになってきた。もちろん本の受け売りだったりする訳ですが。

一応、デザインの中にもGUIとかUIをデザインする理論半分実践半分のような感じの「情報デザイン」というジャンルがある。
インターフェースという大きな枠で見ると、認知心理学という分野でかなり研究されていて、「どうすれば効率よく操作できるか」とか、「どうすれば間違いが起きにくいインターフェースを作れるか」っていう事については、理論的に正解に近いものを導きだす事ができる。GUIに限定するとウィンドウ・システムを作ったゼロックスのロアパルト研究所の研究成果なんかが有名なところだが、製品の事故が企業の損益に直結する工業製品ではかなり積極的に研究し、取り入れられている。
だから、webアプリケーションの開発なんかで、デザイナーに情報デザインや認知心理学の知識があれば、画面遷移の設計あたりからデザイナーが作業に参加する、という事もおかしな話ではない。まあ、SEが実装込みで情報デザインを理解してくれるのが一番嬉しいんだけど。

そういう訳で、某社の研究所でも独自にインターフェースに関する研究をしていると思うが、一応デザインの領域でもある

で、デザイナーの仕事というのは理論的にインターフェースを作った上で、「いかにして気持ちよく使ってもらえるか」とか「楽しく使ってもらえるか」という感情的な要素を付加する事で価値を高める事が大きな仕事ではないか、というのをこないだ本で前書きだけ読んだ。「そんな事まで考えなきゃいけないの?面倒じゃん」とか思ったりもしたが、概ね同意。

ちなみに某社の研究所は某社のデザインセンターと仲が悪いらしいので、勿体ない事に共同で何か研究したという話は出てこないが、デザインの世界は以外に深くて広かったりします。
最終的にはデザイナーの資質に帰結するんだけどね。

まあそんな訳で、flexの導入でデザイナーの作業箇所は変わるが、インタラクティブなものにおいてはデザイナー価値や仕事はもっと別のところにあるのではないか、というのが今の時点での自分の考えである。つか、flexに限定して言うと、職種はSEでもプログラマーでもデザイナーでも何でもいいので、きちんとUIの理論を理解して実装できる人を増やすのが先決だと思う。

クライアントは見た目にお金を払うのではなく、その使い勝手と効果にお金を払っているのだから。

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