CSSかテーブルレイアウトかを判断するときに考えなければいけない事
全然まとまっておりませんが、とりあえずドラフトということで。
目的
- 公共性
モダンブラウザ以外でのアクセスをどこまで考慮するか。 - アピアランス
見た目を重視するかどうか。
「レガシーブラウザでCSSが無効になってもコンテンツは保証される」という言葉は、やはり作る側の都合であって、エンドユーザーから見たサイトの信頼性等を考えると、どこまでアピアランスを維持出来るかは考慮すべき問題だと思います。 - メンテナンス性
コンテンツの差し替え、追加、削除の頻度、利便性など。
まあ、wiki書式などのCMSなど入れてしまえば、吐き出されるHTMLがテーブルレイアウトだろうとCSSレイアウトだろうと差はありませんが…。 - サーバ負荷
うまくすれば、テーブルレイアウトからCSSレイアウトに移行する事でHTMLのファイルサイズを4分の1くらいまで減らす事ができます。
その分、CSSは相当に大きくなりますが、CSSはローカル側にキャッシュされると考えると、サーバやインフラの負荷軽減に一役買えると思います。
閲覧環境
- モダンブラウザ
モダンブラウザ以外での閲覧を保証しなくてよいのであれば、何も考えずにCSSレイアウトにすべきです。 - レガシーブラウザ
「イントラ向けのサイトで、社内規定により使われているブラウザがNC4.78のみ」とか「レガシーブラウザしか使用出来ないPCの周辺機器のサポートページ」の場合は、テーブルレイアウトの方がベターでしょう。 - 紙媒体
地図や製品仕様などのページは、印刷を考慮する必要があります。
印刷される機会が多いのであれば、印刷用のページを生成するシステムを作成するか、印刷用のCSSを用意してコンテンツを使い回した方がいいでしょう。 - 携帯電話
携帯向けのサイトはコンテンツを携帯用に最適化する場合はほとんどだと思いますが、一応。 - テキストブラウザ
正直な所、考慮する必要があるほど利用者が多いとは思えないのですが、一応。 - 音声ブラウザ
CSSレイアウトのHTMLはアクセシブルである、とした場合に真っ先に対応すべきであると考えられるブラウザでしょう。
ただし、音声ブラウザもメーカーによって実装が異なるので、最適化させるには「どの音声ブラウザ」と特定した上で最適化する必要があります。 - PDA
日本ではほとんど考えなくていいですね…。
寂しいなぁ…。 - インターネットTV
うーん…。ここまで考えなければいけないかなぁ…。
一応、こういうメディアもありますよ、という事で。
コスト
- 金額面
テーブルレイアウトからCSSレイアウトに移行するための費用を捻出出来るかなど。
通常は、サイトをリニューアルする際に一緒にCSSレイアウトに変更する場合がほとんどなので、リニューアルの必要性などをひねり出す必要があるでしょう。 - 時間面
ページのコーディングを行なう時間よりも、ページのコーディングを行なうためのガイドラインやフレームワーク(XHTML+CSSによるパーツ等)を作る時間を確保出来るかどうかが問題になります。
パーツを作るためには、ページにどのようなコンテンツが入るかを把握する必要がありますが、経験上、スケジュール上コンテンツが曖昧なうちにガイドラインを作成しなければいけない場合が多いような気がします。
制作者
- テンプレート/フレームワーク/ガイドラインの作成に必要なスキル
最近はツールも充実しているので、テンプレートを作るだけならあまり考慮する必要はないかもしれません。
ただし、ガイドラインを作成するためには「ドキュメントを作成するスキル」が別途必要です。 - テンプレート/フレームワーク/ガイドラインに則ったページの展開に必要なスキル
サイトにもよりますが、「ガイドラインさえ理解出来れば誰でも作業出来る」か「CSSもきっちり理解していないとページは作れない」かは、ガイドライン次第でしょう。 - バリデータ/チェッカーなどの制作環境
ガイドラインを作れる環境であれば、特に気にする必要はないと思います。