「デザインする」ことをデザインする
なんだか禅問答のようなお題です。
最近そんなことばかり考えていて、仕事に身が入らなかったりしています。
目の前に山のように仕事があるのは分かっているのですが、どうしても気になる今日この頃です。
ひと昔前までは、お客さんが世間的にいう「クライアント」で、かつ、小さい仕事が多かったので、プレゼンからモノづくりまでほぼ自分の思うがままに仕事していました。
雑誌やニュースサイトなどで大規模サイト向けのクオリティの高い仕事をするための開発手法や評価手法を見ては「いつかこんなことができればなぁ…」と思うこともたまにありましたが、一人でほぼ完全に仕事をコントロールできていたので、気楽な仕事でもありました。
しかし、ここ最近はお客さんが本当のエンドユーザーを指すような仕事が多くなり、リサーチや評価手法はあるけれど、実際に対面することのない人たちに向けてコンテンツやサービスをデザインするようになりました。
さらに、ひとつの仕事にさまざまな職種の人が関わってくるようになってきたため、その利害関係者に対してデザインの仕事内容やデザインの力を説明する機会が増えてきました。
その時に、見えない誰かに向かってデザインをするときに、どこまで責任感と創造性を保てるかという事と、共通言語を持たない人たちに、いかに分かりやすく説明するか、という事をいまさらながら考えたりしています。
特に最近は後者の「説明」とか「アピール」の部分で苦労していたりするので、なんとかうまい方法がないかなぁ、と悶々とする毎日であります。
よく「デザイナーはいいもの作ればいいんだよ」のように、過程をあまり考えずにゴリ押ししてしまえ、と言わんばかりの意見もあったりしますが、根拠なしに「いい」といえるくらいレンジの広いモノができるのを漠然と待つよりは、仕事の周りの環境とかフレームワークとかを変えることで余計な労力を減らせないかと思っています。